格ゲーとモンハンの30年 — 良かったのはゲームじゃなく、あの部屋だった

格闘ゲームとモンスターハンター、この2つをかれこれ30年ほど追ってきた。ハードは だいたい買ったし、シリーズもほとんど触っている。ただ、いま振り返って強く残って いるのは、どのタイトルが面白かったかではなく、誰とどうやって遊んでいたか、 という部分の方だ。 アーケードの全盛期 10代の頃はゲーメストを毎月読んでいた。会社が飛んで廃刊になり、アルカディアに 変わって、それも少し読んだ。ストリートファイターは II、II’、II’ TURBO、 スーパーII、スーパーII X とバージョン違いを全部通り、そこから ZERO、ZERO2、 ZERO3、III、2nd Impact、3rd Strike まで。 カプコンだけじゃない。ヴァンパイアはハンター、セイヴァーまで(ビシャモン使い)。 X-MEN VS. ストリートファイターから始まる VS. シリーズ、カプコン VS. SNK。 SNK側も、KOF は ‘94 から ‘99 まで、サムライスピリッツ、餓狼伝説、月華の剣士。 鉄拳は2・3くらいで、バーチャはほとんど知らない。90年代の対戦格闘は、だいたい 通っている。全部並べると記事の最後に付けた。 ウメハラの名前も、その頃から知っていた。ストゼロ3期に、V豪鬼で海外のトップを 倒した試合を、テレビだかネットだかで見た記憶がある。その頃は自分でも当たり前に 台に座っていた。強くはなかったが、どっぷりだった。 一度、離れた 大学の頃、スト3サードを引退した。そこからは、ゲーセンに行っても自分では 打たなくなった。人の対戦を眺めて、タバコを吸うための場所になっていた。やがて 足も遠のいた。時期的に、2D格闘ゲームそのものが冬の時代に入っていた頃だと思う。 スト4が出たときは「何年ぶりだ」と驚いたが、それも結局は観る側で、自分では ほとんどプレイしなかった。 PSを持ち寄る土曜日 据置のモンハンは MH2(ドス)から入った。PS2にネットワークアダプターという LAN拡張ユニットを挿してオンラインをやった。すぐやめたけれど、あれが最初だった。 そこからはPSPの時代になる。ポータブル、2nd、2ndG、3rd。友達がPSPを持ち寄って、 菓子を食って、土曜に集まって日曜の朝まで、タバコを吸いながら一緒に狩る。 あの集まり方が一番よかった。 狩り自体は、あとのどのタイトルでもできる。むしろ後の作品の方がよくできている。 でも、あの部屋はあの時期にしかなかった。オンラインで同じことをやっても、 同じにはならない。ゲームが良かったというより、部屋が良かった。 ハードだけが増えていく 3DS期は3G、4、4Gと続いた。4Gの発掘装備とギルドクエスト100周回のグラインドは だるくて、正直そこで一度離れかけた。PCではフロンティア(日本専用のオンライン専業 タイトルで、PC以外にXBOX360やPS3などでも動いていた)を一人でやっていて、剛力珠には 呆れつつ、課金装備のパッケージを毎月買っていた。基本プレイにコースの月額があって、 さらに装備も売る。おまけに、自宅のPCでもネットカフェと同じ取得倍率になる有料コース (Nコース)まであった。インフレも止まらなかった。 日本で出たWii U版のMH3G HDのために、Wii U本体をそれだけの理由で買ったりもした。 モンハンが出るハードは、だいたいそうやって全部揃えていった。PS4のワールドと アイスボーンで、ようやく一つの完成形になった気がする。そこからライズでPCに移り、 いまに至る。 オンラインで、糸が切れる ワールドの頃は、まだオンラインで繋がっている友達がいた。喧嘩したわけでも、 「もうやめる」と宣言したわけでもない。ただ狩らなくなって、連絡する理由が消えて、 いつのまにか切れていた。今はどこで何をしているのかも分からない。 ...