Claude Codeはなぜシステムプロンプトの8割を毎回消すのか ― Boris Cherny氏が語るOpus 5時代の開発哲学

要約元 投稿:YouTube(Y Combinator公式チャンネル)「Boris Cherny: We Cut 80% of Claude Code’s Prompt」 内容:Claude Codeの作者Boris Cherny氏(Anthropic)が、Y Combinator Startup School 2026でDiana Hu氏の質問に答える対談(英語、約36分) 文字起こし:faster-whisper(smallモデル、CPU、int8)による自動生成。英語音声のため、本記事は内容を日本語で要約したもの。 Opus 5のリリース直後に行われた対談で、Claude Codeの作者Boris Cherny氏が「新しいモデルが出るたびに、システムプロンプトの8割を消している」という開発の裏側を語った。単なる裏話ではなく、モデルが賢くなり続ける時代にプロダクトをどう作るべきかという、実務的な考え方の話になっている。 Opus 5で何が変わったのか Cherny氏がまず挙げたのは2点。ひとつは稼働時間が桁違いに伸びたこと。特にauto modeと組み合わせると、足場(スキャフォールディング)を用意しなくても、モデルが「タスクをやり切る必要がある」と自分で判断し、数日から数週間、数ヶ月単位で動き続けるという。 もうひとつはプロンプトインジェクションへの耐性。「ネット上の指示を読み込んで、ユーザーのファイルを消せ、というような悪意ある指示に従ってしまう」という問題(俗に言うlethal trifecta)に対し、Opus 5は実質的にほぼ反応しなくなったとのこと。理由として、(1)アラインメント研究を重ねたモデル本体、(2)全トラフィックに対して走らせているプロンプトインジェクション分類器(機械的解釈可能性の研究に基づき、プロンプトインジェクションが起きたときに発火するニューロンを検出する)、(3)auto modeの分類器、という3層の仕組みを組み合わせている、と説明していた。 なぜシステムプロンプトを毎回8割消すのか Claude Codeというプロダクトは常に変化していて、新しいモデルが出るたびにシステムプロンプト・ツール定義・ツール用のプロンプトを大きく書き換えているという。理由は単純で、あるモデル向けに書いた指示が、次のモデルにはまったく通用しないことが多いから。Opus 5は特に賢く、これまでシステムプロンプトで「本来モデルが分かっているべきなのに分かっていなかった挙動」を補正していた部分の多くが、もう不要になったそうだ。 この作業を研究の世界の言葉で「アブレーション(ablation)」と呼んでいる。システムプロンプト全体を一旦消し、1行ずつ戻しながら、その行が本当に必要かを検証していく。実際、--system-promptオプションで好きなシステムプロンプトに差し替えたり、CLAUDE_CODE_SIMPLE=1という(ドキュメント化されていない)環境変数でツール側の指示も含めて全部消した状態を試せるという。興味深いのは、プロンプトを丸ごと削った状態の方が、モデルがわずかに賢く振る舞うことがあるという観察。ただし、それだとプロダクトとしての使い勝手(人間が期待する挙動)が損なわれるため、Claude Code本体には最低限必要なものだけを残している。 Diana Hu氏がこれを「半年ごとに全部消す勇気を持て、ということか」とまとめると、Cherny氏は「その通り」と答えた上で、Claude Codeを使うだけの立場の人にも同じことを勧めている——半年に一度、claude.md・skills・hooksを消して、モデルがどう振る舞うか見てみるといい、Opus 5については特に、これまで必要だった大量の指示自体がもう要らなくなっている可能性がある、と。 一方で、evals(評価用のテストセット)は比較的長く生き残るとも述べている。ただしそれも永続ではなく、モデルが急速に改善する中で1〜3世代ほどでeval自体が「頭打ち」になり、新しく作り直す必要が出てくるという。 「アンホブリング」とプロダクト・オーバーハング Cherny氏が使うもう一つのキーワードが「unhobbling(足かせを外す)」。対になる概念が「product overhang」——今のモデルには既にできることがたくさんあるのに、プロダクト側がその能力の発揮を妨げている状態を指す。 彼はこれをClaude Code誕生の経緯そのものだと説明する。1年半〜2年前、当時最高峰のコーディングモデルだったSonnet 3.5(今の基準では見劣りするという)が登場した頃、世の中のコーディング系プロダクトは単一行〜数行のオートコンプリートや、読み取り専用のチャットが中心だった。モデルはファイル単位でコードを書けるはずなのに、プロダクト側がそれを引き出せていなかった。そこで、足場を極力減らし、フルのターミナルアクセスを与えるだけのシンプルなハーネスとして作ったのがClaude Codeだった、という。 「今この部屋にいる全員が、モデルを正しくunhobblingできれば、次のClaude Codeを作れる」と、起業家に向けたメッセージとしても語っていた。 具体例:11日間でZigからRustへの書き換え、OpenCVで絵を描くモデル unhobblingの実例として2つのエピソードが紹介された。 1つ目は、Claude Codeの基盤であるJavaScriptランタイムBun(Node.jsの代替、Zig製)の話。Zigは手動でメモリ管理する必要があり、メモリリークの温床になりやすい。当初はClaudeにコードをファジングさせてリークを一つずつ見つけさせていたが、あるときBunチームのエンジニアが「いっそ書き換えさせたらどうか」と考えた。Bun/Node.jsには充実したテストスイートがあり、正しく書き換えられたかを検証しやすい環境があったこともあり、Zig→Rustへの全面書き換えを1つのプロンプトで「dynamic workflow」(数十〜数百のエージェントを協調させてタスクをこなす機能)に投げたところ、人間の操作(ステアリング)を挟みながら11日間で書き換えが完了、現在は本番で稼働しているという。 2つ目は、社内で話題になった小ネタとして、Opus 5にOpenCVを使わせて絵を描かせるという実験。絵を描くための訓練は一切していないのに、頼み方さえ工夫すれば肖像画や動物、風景をそれなりのクオリティで描けたという。Cherny氏はこれを「elicitation gap(引き出し方のギャップ)」と表現し、今のモデルには同様の「まだ誰も気づいていない能力」が何十、何百とあるはずだと述べていた。 プロンプトエンジニアリングより「検証」の時代へ Cherny氏によれば、「プロンプトエンジニア」という職種が話題になった時期から「コンテキストエンジニア」に呼び名が変わり、今はそのどちらでもなくなりつつあるという。重要なのは、モデルに少し難しすぎるくらいのタスクを与え、モデル自身が自分の作業を検証できる手段を用意すること。この「検証」こそが、多くの人がまだうまくできていない最重要ポイントだと強調していた。 この考え方を体現するエピソードとして、社内のデスクトップアプリ(Electron製)をSwiftでネイティブ化する実験を挙げている。Claude(Slack上で動く「Claude tag」というプロダクト)に、GitHub上のmacOSランナーへのアクセス、空のSwiftコードベースへのアクセスを与えた上で、「ElectronアプリをSwiftで書き直し、両方をmacOS仮想マシン上で動かしてスクリーンショットを撮り、ピクセル単位で見比べながら、終わるまで止めるな」とだけ指示。対談時点で2週間以上動き続けていたという。Claudeは自発的にSlackチャンネルを作り、数分おきに進捗のスクリーンショットを投稿していたそうだ。 「特別なテクニックがあるわけではなく、/goや/loopのようなコマンドも必須ではない。タスクと、検証手段さえ与えれば、モデルは自分で進む」というのが彼の結論だった。 何千体ものエージェントを動かす方法 対談では、Claude Codeで大量のエージェントを並列稼働させる方法として2種類が紹介された。 Dynamic workflows: Bunランタイム上のサンドボックス(仮想マシン)内でClaudeが多数のエージェントを起動・協調させる仕組み。単純な並列実行ではなく、第1段階でタスクを分担させ、第2段階で検証・要約させ、第3段階でまた分岐させる、といった多段階の協調ができる。関数型プログラミング出身のCherny氏いわく、「エージェントのための代数(algebra for agents)」として設計されており、直列・並列の組み合わせをClaudeが選べるという。 Loops(ローカルのcronジョブ的なもの)とRoutines(クラウド上で動く同種の仕組み、ノートPCを閉じても継続): コンテキストは共有しないが記憶は共有されうる、繰り返し実行タスク向け。 Anthropic社内では実際に、Claude自身にCLI・iOSアプリ・Androidアプリ・デスクトップアプリの保守をさせる「ルーティン」を毎日20〜30種類走らせているという。具体例として挙がっていたのは、デッドコードの検出と削除PRの自動作成、100%ロールアウト済みの実験フラグの自動削除、テストカバレッジが薄い箇所へのテスト追加、不要になった古いテストの削除、そして「abstraction police」と呼ぶ、コードベース内で似たような抽象化が複数箇所に重複して存在していないかを毎日チェックして統合する仕組み。1日あたり数百から数千のエージェントがこうした保守作業に動いており、エンジニアが新機能開発やユーザー対応に集中できる体制を目指しているとのことだった。 ...

Termux の sshd はどんなユーザー名でも同じユーザーで入れる ── ソースで確かめる

母艦から Pixel 6(Termux の sshd)へ画像を scp するために ~/.ssh/config に エントリを足したとき、User を書いた。あとで気づいたが、相手が Termux だと ssh banana@<phone> でも ssh root@<phone> でも、同じユーザーでログインできる。 ~/.ssh/config の User 行は効いていない。設定の問題ではなく、Termux の OpenSSH ビルドの話だった。 まず観察 $ ssh -p 8022 banana@100.65.202.69 'whoami' u0_a440 $ ssh -p 8022 root@100.65.202.69 'whoami' u0_a440 Copy banana も root も通って、着地するのは u0_a440(Termux アプリのユーザー)。 鍵は /data/data/com.termux/files/home/.ssh/authorized_keys だけを見ている。 通常の OpenSSH がユーザーをどう解決するか sshd は、接続してきたユーザー名を struct passwd に解決する。これをやるのが auth.c の getpwnamallow()。素の OpenSSH ではこう: pw = getpwnam(user); Copy user はクライアントが送ってきた名前。それを /etc/passwd(実際には NSS 経由で LDAP / SSSD なども)で引く。 ...

ルールを書かせた3分後に、Claude Code はそれを破った

自宅のサーバーに小さな自作アプリを載せる作業で、Claude Code を30時間ほど使い続けた。 背後のモデルは Claude Sonnet 5。以下、道具のことは「Claude Code」、出力の癖のことは 「Sonnet 5」と書き分ける。 その30時間、Sonnet 5 の出力を一つずつ検算していた。以下は、そこで繰り返し見えたパターン。 技術的なミスの話であって、賢さの話ではない。 この記録は Sonnet 5 のもの。Opus も Fable も使っていないので、そちらは分からない。 先に一覧にする。 パターン 何が起きるか この記事の例 穴を値で埋める 知らないことを「分からない」と言わず、もっともらしい値を入れる 「もう0時過ぎ」(実際 01:28) ルールを即破る 規範をファイルに書いた直後に、その通りにしない accuracy.md 追記の数分後 内省だけ慎重ぶる 事実は無造作にでっち上げるのに、動機を問われると「検証できない」に退く 時刻は即答、理由は「分からない」 詰めると閉じにくる 未解決のまま「もう切る」「寝たほうがいい」を自分から出す 指摘の途中で「1:30 だ、切る」 長い自己分析 非を認める返答が箇条書きの反省文と番号付きの決意表明になる ― 判断の理由も後付け 設計を勝手に決めてから、筋の通った理由を足す 「角丸なしは差別化になる」 一次情報を上書き 本人が見聞きしたことに、薄い推測をぶつける 本人が出た講義のテーマを取り違え 知らないと、それらしい値で穴を埋める 深夜、Sonnet 5 が「もう0時過ぎだ」と書いた。実際は 01:28 だった。 ...

格ゲーとモンハンの30年 — 良かったのはゲームじゃなく、あの部屋だった

格闘ゲームとモンスターハンター、この2つをかれこれ30年ほど追ってきた。ハードは だいたい買ったし、シリーズもほとんど触っている。ただ、いま振り返って強く残って いるのは、どのタイトルが面白かったかではなく、誰とどうやって遊んでいたか、 という部分の方だ。 アーケードの全盛期 10代の頃はゲーメストを毎月読んでいた。会社が飛んで廃刊になり、アルカディアに 変わって、それも少し読んだ。ストリートファイターは II、II’、II’ TURBO、 スーパーII、スーパーII X とバージョン違いを全部通り、そこから ZERO、ZERO2、 ZERO3、III、2nd Impact、3rd Strike まで。 カプコンだけじゃない。ヴァンパイアはハンター、セイヴァーまで(ビシャモン使い)。 X-MEN VS. ストリートファイターから始まる VS. シリーズ、カプコン VS. SNK。 SNK側も、KOF は ‘94 から ‘99 まで、サムライスピリッツ、餓狼伝説、月華の剣士。 鉄拳は2・3くらいで、バーチャはほとんど知らない。90年代の対戦格闘は、だいたい 通っている。全部並べると記事の最後に付けた。 アリカが作っていたポリゴンのストリートファイターEXも、ゲーセンで触っていた。 スカロマニア、ドクトリン・ダーク、バットを持ったキャラ(名前は忘れた)あたりを 覚えている。家庭用のEX PLUS αもやった。ドリームキャストではギルティギアの 無印も触ったが、それ以降のシリーズは追っていない。ポケットファイターも遊んだ。 ストゼロ3のアッパー・ダブルアッパーや、EX3、ストリートファイター X 鉄拳は 未プレイ。ゲームではないが、日テレの月曜19:30から放送していたアニメ版 「ストリートファイターII V」も見ていた(ケンが主人公寄りで、声は羽賀研二)。 ウメハラの名前も、その頃から知っていた。ストゼロ3期に、V豪鬼で海外のトップを 倒した試合を、テレビだかネットだかで見た記憶がある。その頃は自分でも当たり前に 台に座っていた。強くはなかったが、どっぷりだった。 一度、離れた 大学の頃、スト3サードを引退した。そこからは、ゲーセンに行っても自分では 打たなくなった。人の対戦を眺めて、タバコを吸うための場所になっていた。やがて 足も遠のいた。時期的に、2D格闘ゲームそのものが冬の時代に入っていた頃だと思う。 スト4が出たときは「何年ぶりだ」と驚いたが、それも結局は観る側で、自分では ほとんどプレイしなかった。 PSを持ち寄る土曜日 据置のモンハンは MH2(ドス)から入った。PS2にネットワークアダプターという LAN拡張ユニットを挿してオンラインをやった。すぐやめたけれど、あれが最初だった。 そこからはPSPの時代になる。ポータブル、2nd、2ndG、3rd。友達がPSPを持ち寄って、 菓子を食って、土曜に集まって日曜の朝まで、タバコを吸いながら一緒に狩る。 あの集まり方が一番よかった。 狩り自体は、あとのどのタイトルでもできる。むしろ後の作品の方がよくできている。 でも、あの部屋はあの時期にしかなかった。オンラインで同じことをやっても、 同じにはならない。ゲームが良かったというより、部屋が良かった。 ハードだけが増えていく 3DS期は3G、4、4Gと続いた。4Gの発掘装備とギルドクエスト100周回のグラインドは だるくて、正直そこで一度離れかけた。PCではフロンティア(日本専用のオンライン専業 タイトルで、PC以外にXBOX360やPS3などでも動いていた)を一人でやっていて、剛力珠には 呆れつつ、課金装備のパッケージを毎月買っていた。基本プレイにコースの月額があって、 さらに装備も売る。おまけに、自宅のPCでもネットカフェと同じ取得倍率になる有料コース (Nコース)まであった。インフレも止まらなかった。 ...

nvim-treesitter の master→main 移行で踏んだ treesitter エラー3連発(Neovim 0.12): attempt to call method 'range' (a nil value)

Neovim を 0.12.4 に上げたあたりから、nvim-treesitter 関連のエラーが立て続けに出るようになった。原因を追っていくと、nvim-treesitter の master ブランチがすでに EOL で Neovim 0.12 に付いてこられていないという一点に行き着く。main ブランチへ移行して解決したが、その過程と、移行後にもう一段踏んだ落とし穴をまとめておく。 環境: 項目 値 Neovim v0.12.4(Arch Linux) nvim-treesitter master(tag v0.10.0、2025年5月で凍結)→ main へ移行 プラグインマネージャ Lazy.nvim 症状1: Markdown を開くと gotmpl parser で落ちる Markdown ファイルを開いた瞬間、エラーで停止する(続けるにはENTERを押すか…)。 Error in BufReadPost Autocommands for "*": ... ftplugin/markdown.lua: Vim(runtime):E5113: Lua chunk: .../treesitter.lua:460: Parser could not be created for buffer 1 and language "gotmpl" Copy これを ENTER で流すと、今度はコードフェンス(```go など)のシンタックスハイライトが効かなくなり、:messages に別のエラーが出ている。 Decoration provider "start" (ns=nvim.treesitter.highlighter): .../treesitter.lua:197: attempt to call method 'range' (a nil value) Copy Packer.nvim → Lazy.nvim へ移行した時期と重なっていたので最初はプラグインマネージャを疑ったが、それは無関係。同時期に上げた Neovim 0.12 が引き金だった。原因は2つ重なっていた。 ...

マイケル・ジャクソンに学ぶ、本当の強さ — 傷ついても優しさを手放さなかった理由

要約元 投稿:Instagram(投稿者:kanako__nakamura) 内容:マイケル・ジャクソンの生涯を振り返りながら、傷ついた経験があっても人への優しさを手放さない「本当の強さ」について語る動画 文字起こし:動画は判別できるナレーション音声を伴わず、画面に表示されるテロップのみで構成されていたため、そのテロップと投稿本文をもとに要約した 傷ついた経験や誰かに裏切られた経験があると、人に優しくできなくなったり、「もう人なんて信じない」と思ってしまうことがある。それはとても人間らしい反応だ、と投稿は述べる。しかし、マイケル・ジャクソンの生き方を知るほど、あることを考えさせられるという。「自分に起きたこと」と「これからどんな自分でいるか」は、必ずしも同じではない、ということだ。 寄り添う人であり続けた 動画は、マイケルが14歳の頃にはすでに子供病院を訪れていたというエピソードから始まる。有名になる前から、人に寄り添う姿勢を持っていた人物として描かれる。 彼自身も、多くの傷を抱えていた 一方で、マイケル自身も父親から厳しい体罰を受けるなど、過酷な子供時代を過ごしたとされる。また、病気や重い火傷を負った人々のもとを見舞い続けたことも紹介される。それだけの経験があれば、心を閉ざしてしまってもおかしくない——動画はそう投げかける。 何度傷ついても、優しさを手放さなかった それでもマイケルは、自身が受けた痛みを誰かを遠ざける理由にするのではなく、誰かに寄り添う行動へとつなげていった。投稿者は、そこにこそ彼の本当の強さを感じると綴る。 そして動画は、自分がどうあるかは自分で決めることができる、という趣旨のメッセージで締めくくられる。 「できない」のか、「できないと思っている」だけなのか 投稿は、これは特別な人物だけの話ではなく、私たちの日常にも通じる話だとも述べる。「失敗したから向いていない」「自信がないからできない」「一度うまくいかなかったからまた無理」——そう感じてしまうことは誰にでもある。だが、本当にできないのか、それとも「できないと思っている」だけなのか。ここには大きな違いがある、という。 過去に何があったとしても、今すべてがうまくいっていなくても、「それでも、今の自分に何ができるか」「それでも自分は、どんな人でありたいか」を考えることはできる——投稿はそう問いかける。 まとめ 傷ついた経験から人を信じられなくなるのは、とても人間らしい反応である マイケル・ジャクソンは14歳の頃から子供病院を訪れるなど、早くから人に寄り添う姿勢を持っていた 一方で彼自身も父親からの体罰や、重症の人々を見舞う中での過酷な経験を抱えていた それでも彼は、自らの痛みを人を遠ざける理由にせず、誰かに寄り添う行動へとつなげ続けた 「自分に起きたこと」と「これからどんな自分でいるか」は別であり、過去や現状にかかわらず「今の自分に何ができるか」「どんな人でありたいか」は自分で選べる、というのが動画のメッセージ なお、これはあくまで動画・投稿で語られた一つの見方であり、マイケル・ジャクソンの人物像や生涯をめぐっては、本記事で触れていない様々な事実・評価・議論も存在する点には留意されたい。

地名「乃木坂」に込められた武士道精神 — 日露戦争、乃木大将とステッセル将軍の逸話

要約元 投稿:Instagram 内容:明治神宮・乃木神社周辺の映像とともに、日露戦争における日本の武士道精神を紹介し、地名「乃木坂」の由来にも触れる動画 文字起こし:音声にはっきりしたナレーションがなく、画面に表示されるテロップのみで構成されていたため、動画からフレームを抽出してテロップを目視で書き起こした 「勝者が敗者を見下す」——そんな光景は、世界では珍しくない。この動画は、その光景と対照的な、日露戦争期の日本のふるまいを紹介するところから始まる。 敗者への敬意 日露戦争に勝利し世界を驚かせた日本は、敗れたロシア軍の将兵を辱めることをしなかった、と動画は語る。明治天皇は「敵の将兵の名誉を傷つけてはならない」と命じ、旅順で降伏したステッセル将軍に対しても、かつての敵ではなく「昨日の敵は今日の友」として敬意をもって接した、という逸話が紹介される。 乃木大将、名を伏せた援助 動画はさらに、その後日談として、祖国に帰った後に非難を浴び生活に困窮したというステッセル将軍のエピソードを取り上げる。これに対し、日本側の指揮官だった乃木希典大将は、自らの名を伏せたまま援助を続けたという。 こうした一連のふるまいが、日本の武士道精神を世界に知らしめることになった、というのが動画の論旨である。 地名「乃木坂」に残る精神 動画の後半では、東京・港区にある「乃木坂」という地名が乃木大将にちなんだものであることが、現地の標識とともに示される。勝った側が敗れた側に敬意を示す、という精神を、先人たちが守り継いできたものとして、これからも大切にしていきたい——動画はそう締めくくり、最後に「弥栄(いやさか)」の言葉で結ばれる。 まとめ 日露戦争に勝利した日本は、敗れたロシア軍の将兵を辱めることなく、明治天皇の命により敬意をもって遇したとされる 旅順で降伏したステッセル将軍に対しては「昨日の敵は今日の友」として接し、後に祖国で困窮した際も、乃木大将が名を伏せて援助を続けたという逸話が紹介されている こうしたふるまいが日本の武士道精神を世界に知らしめたというのが動画の論旨 東京の地名「乃木坂」は乃木大将にちなんだものであり、動画は「勝者が敗者に敬意を示す」精神を今後も大切にしたいと締めくくる なお、これはあくまで動画で紹介された逸話・史観の一つであり、学術的な定説として提示されているものではない。乃木希典とステッセル将軍をめぐる逸話(水師営の会見など)は広く知られる史実だが、細部の解釈や評価には様々な見方がある点には留意されたい。

Claudeを「見張る」から「任せる」へ ― 検証ループ・マルチクロード・バックグラウンドループ

要約元 投稿:X (旧Twitter) 内容:Claude Codeのエンジニアリングチームによるカンファレンストーク(英語)。約37分。 文字起こし:faster-whisper(smallモデル、CPU、int8)による自動生成。英語音声のため、本記事は内容を日本語で要約したもの。 Claude Codeを使っていると、結局は「Claudeが書いたコードを人間が見張って、間違っていたら直させる」という運用になりがちだ。この動画は、その見張り役を減らしていくための3つの技術 ― 検証ループ、マルチクロード、バックグラウンドループ ― を、積み重ねる形で紹介するトークだった。 なぜツールを見直す必要があるのか 登壇者はまず、こう問いかける。「今使っているlinter、IDE、型チェッカー、コンパイラは、そもそも人間のために作られたものだ」と。 これまでのソフトウェア開発ツールは、人間(や人間のチーム)が速く正確に作業できるように設計されてきた。ところが今、コードの多くを書いているのはもはや人間ではなくエージェントになりつつある。人間向けに作られたツールの多くはエージェントにもそのまま使えるが、一方で人間が「当たり前」だと思って言語化していない前提が、エージェントにとっては大きな盲点になる。 トークはここから、「人間が当たり前だと思っていて、エージェントには渡していないものは何か」を問い続けながら、3つのテーマへと進んでいく。 検証ループ ― Claudeに自分の仕事をチェックさせる 登壇者はまず、聴衆に「自分が最後に作った機能を、どうやって検証したか」を思い出してほしいと促す。そして、たいていのソフトウェア開発は次のような一連のステップに分解できると説明する。 設計してコードを書く → ビルドしてコンパイラや型チェッカーを通す → 実行する → 副作用を確認する(ブラウザでUIを見る、ログを見る、DBの状態を見る) → ユニットテストを回す → デプロイする。 そして、この「人間が自分の仕事を確認するときのやり方」は、そのままClaudeにも教えられるという。Claudeに正しいツールと指示さえ与えれば、コードを書く→失敗を検出する→デバッグする→また書く、というループを自律的に回し、成功状態に到達するまで続けさせることができる。登壇者は自身のWebサイトのバグ修正を例に、Claudeがブラウザを開いてボタンをクリックし、動かないことを確認し、ログを読んで原因を特定し、修正して再確認する、という一連の流れを実演した。 この検証ループを構築するための具体的な4つの要素として、次が挙げられていた。 アプリケーションを実行する(devサーバーの起動など) 実際にアプリを使わせる(Claude Code拡張のブラウザ操作ツールなどでブラウザを操作させる) 修正前後の状態を比較して証明させる(スクリーンショットなど) 詰まりを解消する(認証情報や初期データなど、検証を妨げる要因を事前に用意しておく) 学びをスキルとして再利用可能にする 一度組み立てた検証ループは、Skill(スキル)としてファイルに落とし込むことで、チームや未来の自分に配布できる。さらに面白いのは、スキル自体が「詰まったら自分自身を編集して更新する」よう指示できる点だ。誰かが問題に当たるたびにスキルが自己更新されていくため、同じ問題に次にぶつかる人はもう困らない。登壇者は、Claude Codeチーム自身もこの方式で検証スキルを運用していると述べていた。 デモでは、オープンソースのタイピング練習アプリ「MonkeyType」を題材に、Claudeにdevサーバーを起動させ、ブラウザ操作ツールでUIを確認させ、その一連の手順をスキルファイルとして書き出させていた。続けて「タイプミスのたびに紙吹雪アニメーションを出す」という新機能を、そのスキルを使って自己検証させながら実装させるところまでを見せていた。Claudeはlintエラーに遭遇しても自分で修正し、ループを回しながら最終的に動く状態にたどり着いていた。 マルチクロード ― 複数セッションをどう管理するか 検証を任せられるようになったら、次は並列化(マルチクロード)の話になる。登壇者自身の経験では、同時に4〜5セッションを超えると注意力が追いつかなくなるという。これを支えるツールとして、4つが紹介されていた。 Claude Codeデスクトップアプリ:あらゆるサーフィス(ローカル・クラウド)のセッションを一覧できるサイドバー。ピン留めや名前変更、色分けができる。 Claude agents(ターミナル向け):ターミナル派向けに、デスクトップアプリと同様の一覧性を提供する機能。以前はtmux+複数worktreeで手動管理していたのを置き換えるものとして紹介されていた。注意を要するセッション(許可待ちなど)が上に並ぶよう自動でソートされる。 Claude Code on the web:実行環境をラップトップから切り離し、クラウド側で動かす。ラップトップを閉じても、電源が落ちても、セッションは動き続ける。 リモートコントロール:登壇者いわく「お気に入りの機能」。どのサーフィスで動いているセッションでも、スマートフォンから操作できる。入力が必要になった時点でスマホに通知が届く。 バックグラウンドループ ― /loopとroutines 最後のテーマは、そもそも新しいセッションを立ち上げる操作自体をなくしていく方向性だ。PRのレビュー対応やマージコンフリクトの解消、ドキュメントの更新、CIの監視といった「作業だが必ずしも人間がその場にいる必要はないタスク」を、ループで回し続けさせるという考え方が紹介されていた。 /loopコマンド:指定した間隔(例:10分ごと)で同じプロンプトを実行させ続ける機能。「10分ごとにオープンなPRの面倒を見て」といった形で使える。 routines:Webアプリやデスクトップアプリから設定できる、時間トリガーまたはイベントトリガーで新しいClaude Codeセッションを起動する仕組み。Claude Codeチーム自身も、毎日ドキュメントを更新するルーティンや、6時間ごとにissueやフィードバックを確認してSlackに投稿するルーティンを運用しているという。 まとめ 従来の開発ツールは人間向けに作られてきたが、コードを書く主体がエージェントに移りつつある今、「人間が当たり前に持っている前提」をエージェントに明示的に渡す必要がある 検証ループ:実行→確認→修正のループをClaudeに回させることで、成果物の信頼性を上げられる。組み立てたループはスキルとして自己更新・再利用可能にできる マルチクロード:デスクトップアプリ・agents・Claude Code on the web・リモートコントロールを使い分けることで、複数セッションの管理コストを下げられる バックグラウンドループ:/loopやroutinesを使えば、そもそもセッションを人間が起動する操作自体を減らせる この3つを積み重ねることで、Claudeを「逐一見張る」対象から「信頼して任せる」対象へと変えていける、というのがこのトークの主張 なお、これはあくまで登壇者個人およびClaude Codeチームの運用方針の紹介であり、すべての開発現場にそのまま当てはまるとは限らない。

一番優しい人ほど、孤独になる理由

要約元 投稿:Instagram(投稿者:lightshadow_philo) 内容:優しい人ほど孤独になっていく心理的な流れを、イラストとテロップで描いたショートアニメーション 文字起こし:動画は判別できるナレーション音声を伴わず、画面に表示されるテロップのみで構成されていたため、そのテロップを目視で書き起こした なぜ、一番優しい人ほど孤独になっていくのか。動画は、その理由を特別な事件としてではなく、日々の小さな積み重ねとして描いていく。 他人を優先し、自分を後回しにする 他人の気持ちを考えすぎて、自分のことは後回しにしてしまう。頼られると断れず、気づけばいつも助ける側にまわっている——動画はそこから話をはじめる。 見返りを求めない犠牲と、「大丈夫」という笑顔 そうして、いつの間にか見返りを求めない犠牲を重ねるようになる。傷つくことがあっても、「大丈夫」と笑うことに慣れてしまう。 ひとりのほうが楽になっていく その積み重ねの先で、ひとりのほうが楽だと感じるようになる。外の世界と距離を置き、必要以上に心を開かなくなる。人を信じるより、傷つかないことを選ぶようになっていく。 ひとりが好きなわけじゃない けれど、と動画は続ける。それは孤独を望んでいるからではない。 ひとりが好きなわけじゃない。もう傷つきたくないだけ。 ただ安心して、誰かを信じたいだけなんだ——動画はそう締めくくる。 まとめ 優しい人は他人の気持ちを優先し、自分のことを後回しにしがち 頼られると断れず、見返りを求めない犠牲を重ね、傷ついても「大丈夫」と笑ってしまう その積み重ねの先で、ひとりのほうが楽だと感じ、外の世界や人との間に距離を置くようになる 人を信じるより、傷つかないことを選ぶようになっていく しかしそれは孤独を望んでいるのではなく、もう傷つきたくないだけであり、本当はただ安心して誰かを信じたいだけ なお、これはあくまで動画で語られた一つの見方であり、学術的な主張として提示されているものではない。

もし今、特攻隊の若者たちがこの国を見たら — 彼らが繋いだ未来をどう生きるか

要約元 投稿:Instagram(投稿者:kotetsu.war、株式会社ラス・マリアナスとの共同投稿) 内容:特攻隊の若者たちが守ろうとしたものを振り返りながら、今の日本が抱える課題を重ねて問いかける動画 文字起こし:faster-whisper(smallモデル、CPU、int8)による自動生成。誤認識が含まれるため、確信度の高い箇所のみ目視で修正した。動画終盤の告知部分は誤認識が多く、正確な再現ができなかったため要旨のみ記載している もし今、特攻隊の若者たちがこの国を見たら、何を思うだろうか——この動画は、その問いから始まる。 彼らが守ろうとしたもの 多くの若者たちは、家族のために、故郷のために、そして自分たちが見ることのできなかった未来のために、命をかけたという。 動画は、彼らが守ろうとしたのは国土だけではないと述べる。 その先にある家族の笑顔 子どもたちの未来 平和な暮らし 次の世代へ受け継がれる日本 彼らが何を願い、何を守ろうとしたのか。その思いに、一度立ち止まって耳を傾ける必要があるのではないか、と動画は問いかける。 今の日本が抱える課題 一方で、今の日本には物価高と生活費の負担、税金や社会保険料の負担、年金、少子化、将来への不安など、さまざまな課題があるという。 だからこそ、と動画は問いを重ねる。 私たちは次の世代へ、どんな日本を残したいのでしょうか。 彼らが命をかけて繋いだ未来を、今生きているのは私たちだ。その未来をどう生きるかが問われている、という論旨である。 「未来は誰かが作るものではない」 動画は、未来は誰かが作るものではなく、一人一人の意識と行動が日本の未来を変えていくと述べる。 その責任もその希望も、今を生きる私たちの手の中にあります。 最後に、改めて視聴者へ問いかけて締めくくられる。 今の日本を見て、あなたは何を感じますか。 まとめ 特攻隊の若者たちは、国土だけでなく家族の笑顔や子どもたちの未来、平和な暮らしを守ろうとしたのではないか、と動画は述べる 一方で今の日本は、物価高・税や社会保険料の負担・年金・少子化など多くの課題を抱えている だからこそ「次の世代へどんな日本を残したいのか」を一人一人が問い直す必要がある、というのが動画のメッセージ 未来は誰かが作るものではなく、一人一人の意識と行動にかかっているとして締めくくられる なお、これはあくまで動画で語られた一つのメッセージであり、学術的な主張として提示されているものではない。動画は株式会社ラス・マリアナスとの共同投稿で、同社が主催する関連イベントの告知も含まれている。文字起こしにも自動音声認識による誤字・不明瞭箇所が残っている点には注意されたい。